きりえきれい

もとは阪大外語攻略から派生したブログ

書評レポートの書き方を実際に大学で提出した文章を使いながら丁寧に解説

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書評レポートが苦手、という大学生は非常に多いかと思います。

 

 

それもそもはず、以前 【書評レポートの書き方】大学生必見!本の読み方やテンプレも分かりやすく解説  でも紹介したとおり、書評レポートは

 

・本を読むこと

・論点を整理すること

・自分なりの考察を加えること

 

の3点を一挙に課される非常に高度なレポートだからです。

 

 

反面、教員の立場からすれば、読んでほしい本を読ませることができ、ただ読むだけでなく論点を整理させ、考察を加えさせ、成績評価にも使えてしまう、という非常に便利なレポートであるともいえます。

 

 

さて、そんな書評レポートをどのように書くべきか、今回は実際に私が提出したものを参考にしながら解説を加えていきたいと思います。

 

レポートマスターになるために絶対読んでほしい記事

 

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こちらの記事を先にご覧いただくと、今回の内容をよりいっそうご理解いただけます。

書評レポートの書き方の基本が分かる! 初めての方はこちらからどうぞ! 

 

 

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ことのはじまり

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以前は ポケモンの映画を見て書いた大学のレポートで超基本をマスターしよう!  のようにおもしろ要素があるものを取上げてきたのですが、今回はそうはいきません。

 

 

それなりにまじめな本を課題図書に指定され、それなりにまじめな文章をかかなければなりません。

 

 

今回の授業は一言で表すとデンマーク社会のしくみについて学ぼう、というものでした。

 

 

そしてその授業の課題として、デンマーク社会についてのあれこれを詰め込んだ200ページくらいの単行本1冊を読んで書評レポートを書きなさい、というものが出されたのでした。

 

 

以前もお伝えしましたが、私は書評レポートというものが好きではありません。

 

 

それでもなんとか読める文章を作ってみたので、それを材料に今回紹介していこう、ということです。

 

 

では、今回のレポートの指示です。

 

野村武夫.2010年.『「生活大国」デンマークの福祉政策』.ミネルヴァ書房. を読んで、書評レポートを作成すること

・字数制限はなし(常識的な範囲で)

 

びっくりするくらいシンプルな指示です。

 

 

書評を書きなさい、字数は無制限です。たったこれだけなので、指針が立たないのも無理がありません。

 

 

字数制限なし、といわれて300字で済ませてしまうのは楽な話ではありますが、常識的な範囲で、ということなので今回は2000字あたりをねらって書いてみました。

 

 

それでは実際に提出した書評レポートをご覧ください。注目してほしい部分は色を変えています。

 

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書評レポート (タイトルなし)

書誌情報

野村武夫.2010年.『「生活大国」デンマークの福祉政策』.ミネルヴァ書房.

 

 本書はデンマークがなぜ「生活大国」と称されているか、また、それを支える福祉政策はどのようなものかを野村武夫氏が考察したものである。具体的にデンマークの政策が紹介され、その歴史的経緯や、日本をはじめとした諸外国との比較が多く見られる。

 本書の序盤ではデンマークの生活に関わる基本的な概要が示される。デンマークの人口をはじめ、食糧自給率、そして特徴的な高い税金といった統計データを諸外国と比較しながらデンマークという国を俯瞰的に考察している。そんな政策から得られる生活にデンマーク国民は大変満足しており、実際に貧困率が最も低い、「暮らしやすさ『世界一』」の国であることが述べられる。

 中盤からは社会保障制度、労働市場、高齢者福祉、障がい者福祉、医療、女性の社会進出、エネルギー、民主主義やそれに関わる教育など、具体的な事柄が示される。個数が多すぎるため、それぞれの事柄の解説は省略するが、その代わりに各事柄で共通していることをあげる。それは、個人主義、自由主義、税による豊かな恩恵の三点である。いずれの事柄も日本より先進的で、豊かであることが述べられているが、それはまさに、デンマークが目標とし、実現している三点の考え方ではないだろうか。例えば個人主義では、高齢者福祉や障がい者福祉において、彼らはお荷物の扱いをされるのではなく、必要なサポートを受けつつも個人として独立していることが前提とされる。また、デンマーク国民が持っている自由に対する強い意識が、労働市場における高い転職率や学校教育における評価を出さない方式に表れている。そして、それらを支えるものとして、高い税金から得られる豊かな恩恵があり、現在のデンマークの社会システムやデンマーク国民の思考が形成されているとまとめることができる。

 そして終盤では、それらの進んだ政策はいかにしてなしえたのか、を概念的に考察している。それらの要素は具体的に、「北欧モデル」、「民主主義」、「自由と多様性の尊重」、「ノーマライゼーション」、「連帯と共生」であるとしている。そして、それらの要素が組み合わさって実現した現在のデンマーク社会は、「生活大国」でありウェルビーイングの実現にいかに近い国であるがまとめられる。

 本書で著者は特に自由、民主主義という観点から「生活大国」のデンマークを考察している。それに筆者からは個人という観点を付け加えた三点で論評する。

 第一に著者の自由、という観点である。デンマーク国民が自由を大切にしている、という考え方は老若男女に共通しているものであり、その自由が脅かされることに対してひどく抵抗を示すのも事実である。そんなデンマーク国民にとっての自由が多くの社会制度に反映されている。自由なキャリア形成、子どもたちにとっての自由な教育、高齢者や障がい者もそれぞれが必要なサービスを受けるのは当然とされ、そのうえ自由であるべき、と考えられている。日本ではキャリア形成がデンマークほど自由にできず、教育は国によって一律に規定され、老人ホームなどの諸施設などが象徴するように高齢者や障がい者は自由が制限されている側面が大きい。対してデンマークでは教育を通じて、全員がその自由に関する考えを共有し、お互いに認め合った上で豊かな社会が形成されているといえる。

 第二に著者の民主主義の観点である。デンマークは政治の透明度が非常に高い国と述べられているが、その根底にあるものを民主主義としている。政治に限らず、国内におけるすべてのことは民主主義であるべき、という考え方が根付いる。教育現場はもちろん、エネルギー問題に関わるデンマークの進んだ取り組みも、自分たちの合意の上で実行する、という側面が強い。高福祉高負担の税制度が国民の納得の上で機能しているように、政治の透明度がそのまま民主主義のレベルの高さに反映されており、生活の満足度とも結びついている。デンマークを考察する上で民主主義は非常に重要な概念であることがよくわかるだろう。

 そして最後に個人、という筆者の観点で考える。今まで上げた自由、民主主義、という言葉は、そのまま個人の独立につながっていると考える。デンマーク人は18歳で親元を離れて生活する、というのはその一例である。デンマークでは日本で理想とされるような制度が多く導入されているが、その理由は、個人が意思をはっきり持つ、ということにあるのではないだろうか。個人が意思を明確に持つことで民主主義が育ち、そしてデンマーク人が目指す自由を得る、といったようにこれらの要素はすべて良い循環を生んでいる。その点で、個人、という観点も著者が試みるデンマークの考察に取り入れてもよいのではないかと感じた。

 以上の三点が根幹となって行われた政策の成果がウェルビーイングの実現につながっている、ということが本書における結論である。そして同時に、諸政策の成果が理想とされているウェルビーイングの実現につながっていることこそ、福祉国家デンマークが「生活大国」たるゆえんといえるのではないだろうか。

 

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考察に入る前に

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長い長いレポートをご覧いただきありがとうございました。

 

 

今回取上げているのは、デンマーク社会がどのようなシステムによって機能しているか、について述べた本です。

 

 

著者の主張があるというよりは、デンマークの歴史や取り組みなどの具体例が多く、読みやすい本になっています。

 

 

そんな本に対して書評を加えていくのですが、以前の 【書評レポートの書き方】大学生必見!本の読み方やテンプレも分かりやすく解説  でもご紹介したとおり、書評レポートは

1.本の紹介をし

2.その重要な論点を整理して

3.書く論点について自分なりに考察すること

 このポイントが必要になります。今回も解説上で、この項目がそれぞれどの段落に対応しているのかを適宜取り入れながら解説していきます。

 

 

それではまず、今回のレポートの構造を示します。

 

・導入(1.本の紹介)

・要約、序盤(2.重要な論点を整理)

・要約、中盤(2.重要な論点を整理)

・要約、終盤(2.重要な論点を整理)

・問題提起と考察する内容

・考察1(3.自分なりの考察)

・考察2(3.自分なりの考察)

・考察3(3.自分なりの考察)

・まとめ

 

この構成にそって、解説を加えていきます。

 

 

 

 勉強に疲れたら立って勉強するのもあり!? 詳しくはこちら! 

 

導入(1.本の紹介)

 

導入では論評をする本の外観を述べます。基本的には本の紹介を簡潔にまとめればOKです。

本書はデンマークがなぜ「生活大国」と称されているか、また、それを支える福祉政策はどのようなものかを野村武夫氏が考察したものである。

ここでは「本書は」という書き出しから、だいたいこんなことが書いてある、という内容を簡潔に示しています。

 

 

このときにはどんな本で、誰が書いているかを埋め込んでしまうとよいでしょう。

そのあと補足的に

具体的にデンマークの政策が紹介され、その歴史的経緯や、日本をはじめとした諸外国との比較が多く見られる。

と付け足しています。ただ単に書誌情報を文章化して述べるだけでは一瞬で終わってしまうので、どんな方法で書かれているか、と書くと締まりがでます。

 

 

この項目はあくまで本の紹介という導入なので、100字程度で問題ありません。

 

ポイント

・書誌情報を文章化

・どのような方法で書かれているか

 

 

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要約、序盤(2.重要な論点を整理)

 

ここからいよいよ本格的に書評をしていきます。

 

 

まずはどんな本なのかを読み手に示すため、要約を示しましょう。

 

 

以前の記事で論点を整理する方法では次の2通りがあるとご紹介しました。

要約形式で本のあらすじを示す

要点+補足の形式で示す

今回は要約しながら進めていきます。

 

 

まずは「本書の序盤では」という書き出しから、全体像を簡潔に示します。

 本書の序盤ではデンマークの生活に関わる基本的な概要が示される。

 このように最初の一文をまとめると、次の文章からは、もう少し具体的な文章が続くことが予想できます。

 

 

そのあとは、整理した論点を機械的に文章化していけばまとまります。

デンマークの人口をはじめ、食糧自給率、そして特徴的な高い税金といった統計データを諸外国と比較しながらデンマークという国を俯瞰的に考察している。そんな政策から得られる生活にデンマーク国民は大変満足しており、実際に貧困率が最も低い、「暮らしやすさ『世界一』」の国であることが述べられる。

 今回は著者がどのように考察したのか、何を一番述べたかったのかを付け足してまとめています。

 

ポイント

・一文で要約の概要を説明する

・あとに補足的な文章をつなげる

 

 

 

少し長めの感想を書くタイプのレポートの書き方! おもしろいテーマで分かりやすく解説! 


 

要約、中盤(2.重要な論点を整理)

 

今回のように、要約しながら論点を整理した場合、重要な項目はたいてい中盤にでてきます。

 

 

多くの本は序論、本論、結論で構成されるので、当然一番内容が濃くなるのは本論です。

 

 

要約しながら、どこが重要かを見抜き、あとで考察する論点をピックアップします。

 

 

まずは先ほどと同様に何が述べてあるのかを簡潔に示します。

中盤からは社会保障制度、労働市場、高齢者福祉、障がい者福祉、医療、女性の社会進出、エネルギー、民主主義やそれに関わる教育など、具体的な事柄が示される。

 そのあとで、中盤・本論の中で核となっている論点をあげます。

 

 

この内容があとの考察内容にもつながることを意識しておきましょう。今回は「個人主義、自由主義、税による豊かな恩恵の三点」に論点を絞りました。

個数が多すぎるため、それぞれの事柄の解説は省略するが、その代わりに各事柄で共通していることをあげる。それは、個人主義、自由主義、税による豊かな恩恵の三点である。

 

 

ここから先は、それがどのように述べられているのか、なぜなのかを具体的に示していきます。

いずれの事柄も日本より先進的で、豊かであることが述べられているが、それはまさに、デンマークが目標とし、実現している三点の考え方ではないだろうか。例えば個人主義では、高齢者福祉や障がい者福祉において、彼らはお荷物の扱いをされるのではなく、必要なサポートを受けつつも個人として独立していることが前提とされる。また、デンマーク国民が持っている自由に対する強い意識が、労働市場における高い転職率や学校教育における評価を出さない方式に表れている。そして、それらを支えるものとして、高い税金から得られる豊かな恩恵があり、現在のデンマークの社会システムやデンマーク国民の思考が形成されているとまとめることができる。

具体例が続いているので長くなってしまいましたが、この文章はすべて先ほど示した論点を補足するものになっています。

 

ポイント

・一文で要約の概要を説明する

・論点を提示する

・補足説明を加えて論点に説得力を与える

 

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要約、終盤(2.重要な論点を整理)

 

ここまで来れば、要約は簡単です。今までと同じようにまずは要約の外観を簡潔に示します。

そして終盤では、それらの進んだ政策はいかにしてなしえたのか、を概念的に考察している。

 そしてそのあとに具体例を付け加えて補足し、まとめの文章を付け加えれば終了です。

それらの要素は具体的に、「北欧モデル」、「民主主義」、「自由と多様性の尊重」、「ノーマライゼーション」、「連帯と共生」であるとしている。そして、それらの要素が組み合わさって実現した現在のデンマーク社会は、「生活大国」でありウェルビーイングの実現にいかに近い国であるがまとめられる。

 

ポイント

・一文で要約の概要を説明する

・ あとに補足的な文章をつなげる

・まとめを付け加える

 

 

 

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問題提起と考察する内容

 

これで要約書評のメインコンテンツである考察、論評に入ります。

 

 

まずは何を考察、論評するのかを示します。

本書で著者は特に自由、民主主義という観点から「生活大国」のデンマークを考察している。それに筆者からは個人という観点を付け加えた三点で論評する。

おすすめの形式は「本書では○○について述べられている」と論点をもう一度整理した上で、「それについて考察する」とまとめることです。

 

 

今回は文字数稼ぎのために、読んでいて感じた観点を追加しています。 

 

 

そして注目していただきたいのがこの文章です。

それに筆者からは個人という観点を付け加えた三点で論評する。

「筆者」という言葉が使われています。一応今回のレポートの中では

 

著者→本を書いた人

筆者→レポートを書いている人(自分)

 

という区別で書いています。最近では一人称を表すのに「筆者」を使わない方が良い、とされることもあるので、今回の文章は「個人という観点を付け加えた……」という主語なしの文章でも違和感がなしで続けられたかもしれません。

 

 

本を書いた人を「著者」と表記することは問題ないので、積極的に使っていきましょう。

 

ポイント

・論点を簡潔にあげる

・その論点について考察することを宣言する

・一人称を使う場合は「筆者」を使う、ただし最近はナンセンスとされることも

・本を書いた人のことは「著者」と表記する

 

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考察1(3.自分なりの考察)

 

ここからはいよいよ考察に入ります。

 

 

まずは「第一に筆者の自由、という観点である。」という書き出しでここから考察を始める、ということを宣言します。

第一に著者の自由、という観点である。

そのあと本に書かれている事実を再確認するように具体的な事柄を並べていきます。

デンマーク国民が自由を大切にしている、という考え方は老若男女に共通しているものであり、その自由が脅かされることに対してひどく抵抗を示すのも事実である。そんなデンマーク国民にとっての自由が多くの社会制度に反映されている。自由なキャリア形成、子どもたちにとっての自由な教育、高齢者や障がい者もそれぞれが必要なサービスを受けるのは当然とされ、そのうえ自由であるべき、と考えられている。

ここから考察をするのですが、以前の 【書評レポートの書き方】大学生必見!本の読み方やテンプレも分かりやすく解説  では考察にあたって比較をすると便利ということをお伝えしました。

 

 

今回はまさにその比較を用いて考察をしています。

日本ではキャリア形成がデンマークほど自由にできず、教育は国によって一律に規定され、老人ホームなどの諸施設などが象徴するように高齢者や障がい者は自由が制限されている側面が大きい。対してデンマークでは教育を通じて、全員がその自由に関する考えを共有し、お互いに認め合った上で豊かな社会が形成されているといえる。

本で取り上げているデンマークと日本の状況を比較に出して、考察を加えています。

 

 

このときは、日本と比較をするだけでなく、日本の方が劣っていることを示せると高評価につながることが多いです。

 

ポイント

・考察する内容を具体例とともに明確にする

・比較を使って説得力のある考察を加える

 

 

 

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考察2(3.自分なりの考察)

 

あとはこの繰り返しです。

 

 

一つ目の考察が終わったので、「ここから二つ目の考察が始まるよ」ということを宣言し、具体例を並べます。

第二に著者の民主主義の観点である。デンマークは政治の透明度が非常に高い国と述べられているが、その根底にあるものを民主主義としている。政治に限らず、国内におけるすべてのことは民主主義であるべき、という考え方が根付いる。

ここからの考察は本の中の内容を自分の中で言い換えて評価する形で行っています。

 

 

考察をする上で比較することが有効、とお伝えしましたが、本を読んだときの自分の素直な反応を述べていくことも有効です。

 

 

今回は「デンマークと民主主義は切っても切り離せないものだ~」というものを言い換えています。

 

 

それがなぜなのか、どのような形で表れているのか、という客観的な事実を入れつつ、最終的に民主主義が大切、という考察を加えます。

教育現場はもちろん、エネルギー問題に関わるデンマークの進んだ取り組みも、自分たちの合意の上で実行する、という側面が強い。高福祉高負担の税制度が国民の納得の上で機能しているように、政治の透明度がそのまま民主主義のレベルの高さに反映されており、生活の満足度とも結びついている。デンマークを考察する上で民主主義は非常に重要な概念であることがよくわかるだろう。

 

ポイント

・本を読んだときの素直な反応を示す

・本の内容を言い換えながら、自分の考察に説得力をつける

 

 

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考察3(3.自分なりの考察)

 

まずは今までと同じように3つめの考察が始まることを宣言します。

そして最後に個人、という筆者の観点で考える。今まで上げた自由、民主主義、という言葉は、そのまま個人の独立につながっていると考える。

ここでは本を読んだときに感じ取った印象を考察の観点としています。

 

 

なぜ、そう思ったかをそのあとに続け、考察の意義を付加します。

デンマーク人は18歳で親元を離れて生活する、というのはその一例である。デンマークでは日本で理想とされるような制度が多く導入されているが、その理由は、個人が意思をはっきり持つ、ということにあるのではないだろうか。

その結果、どのようなことが起こったのか、本に書いている結論部分に書いてあることを使いまとめています。

 

 

一見本に書かれていることをまとめただけで、考察ではないように思えますが、個人という観点を付け加える、というのが考察にあたります。

 

 

本を読んだ素直な印象として付け加えた、というのは十分な説得力があります。

個人が意思を明確に持つことで民主主義が育ち、そしてデンマーク人が目指す自由を得る、といったようにこれらの要素はすべて良い循環を生んでいる。その点で、個人、という観点も著者が試みるデンマークの考察に取り入れてもよいのではないかと感じた。

 

ポイント

・本の新しい解釈を付け加える

・ 理由説明は本の内容から客観的に示す

 

 

 

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まとめ

最後にまとめです。ここからまとめであることが分かるように、「以上の三点が」という書き出しから始めます。

 以上の三点が根幹となって行われた政策の成果がウェルビーイングの実現につながっている、ということが本書における結論である。

 その三点が本の結論と結びついている、ということを示すと全体が締まります。

 

 

基本的にまとめでは今まで書いてきたことの大切な部分をすべて抽出して書けば問題ありません。

 

 

今回はこの一文にすべて集約させました。

そして同時に、諸政策の成果が理想とされているウェルビーイングの実現につながっていることこそ、福祉国家デンマークが「生活大国」たるゆえんといえるのではないだろうか。

 

ポイント

・考察した内容のポイントを簡潔に示す

・考察した内容から何が言えるかをまとめる

・本の結論と結びつけられるとなおよい

 

 

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総合力が試されるレポート

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冒頭でも書評レポートは非常にレベルが高いレポートであることをお伝えしました。

 

 

実際にレポートを見てみると、本の内容から、その要約や比較まで、かなりたくさんの要素が詰まっていることが分かるかと思います。

 

 

ですが、その構造に当てはめてしまえば、レポートを書くことに関しては機械的にできる部分もあります。

 

 

慣れが必要な所も多いですが、一度コツをつかんでしまえばスムーズに進みます。

 

 

本を多く読ませる文系の科目では頻繁に書評レポートが課されるので、早めにマスターしましょう。

 

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